Fllab(エフラボ)とは

 浮遊体アート工房「想芸館」が生み出した、花の水中オブジェ「Floating Flower」(フローティングフラワー)の研究・実験・開発に取り組んでいるラボの名称です。


 このホームページでは、日々生み出されていく斬新かつ、創造的な Floating Flowerの研究成果や、その美しい世界を発信していきます。




古都奈良 平城宮跡の土地で

 Fラボの建つ敷地は、かつて日本の都であった平城宮跡の北側に位置し、奈良時代には平城京の禁園(宮廷庭園)であった松林苑跡地にあたります。考古学研究所の遺跡調査によると、ごく近隣に苑池の痕跡も発見されていることから、当時の珍しい水辺の植物が集められ、研究されていたかもしれないと想像される場所になります。



 平城遷都1300年祭(2010年)には、天平時代に極楽に咲くと想像されていた花「法相華」(ほうそうげ)をモチーフとしたFloating Flowerを制作し、遷都祭パビリオンにて展示を行いました。(展示風景ページに、レポートがあります。)


 かつて、奈良時代の人たちが愛でた、珍しい花々に思いを馳せ、平城京跡という素晴らしい場所の持つ力にインスピレーションを受けながら、私達も日々、美しい花々の研究・開発に取り組んでいます。




なぜ「水中」で「花」なのか

 浮遊体アート工房・想芸館では、様々な浮遊体の制作を重ねていく中で、本物の花になるべく近い造形物が制作できないかと、試行錯誤を繰り返したことがありました。

 しかし、自然が生み出した生花の構造美は、人間の手では簡単に越えられるものではなく、できたとしてもそれは、精度の低い模倣にすぎないということに気が付きました。




 「似せる」技術以外で水中を漂う美しい花を作りたい。


 ならば、水中から陸上へと進化を経た植物を、私達のインスピレーションによって、物理条件の地上とは異なる水中へと「逆進化」させてみたら、どうなるだろう?

 そうすれば、今まで誰も見たことがない、まったく新しい花が生まれ、人々に新鮮な驚きをもって喜んでいただけるのではないだろうか。


 そうして、全く新しい水中の花「Floating Flower」は誕生しました。




 Fラボでは、さらなる驚きへの挑戦、美しさへの探求を意欲的に続けてまいります。




様々な色や形を追求していきます

 想芸館では長年、人工クラゲタイプ浮遊体アートの制作・販売を行なってまいりました。インテリアとして幅広くご支持いただいている人工クラゲですが、癒しの水槽インテリアのコンセプトのもと制作する人工クラゲの色・形は、定まった種類に限定させていただいてきました。

 Fラボでは〈華やかに個性を発信する〉をテーマに、数多くの種類の色を自由に組み合わせることができる制作方法を開発してきました。またFloating Flowerの造形についても無限大の可能性を秘めています。




 こんな色の花が好き!こんな形の花があったら飾りたい!

 そんな願いを、FラボのFloating Flowerならば叶えることができます。ひとりひとりの個性を華やかに彩る、美しい花オブジェの世界を楽しんでいただけるよう、これからも、研究に取り組み続けていきたいと思います。




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